革職人の手記

タイトル:久しぶりのリペア

DOUBLEMOON星野です。

久しぶりに修理のご依頼をいただきました。

数年前にご注文いただいた柿渋染のラウンドファスナー長財布が久しぶりに帰ってきました。

糸が切れたとのことで修理のご依頼です。

とても良い色で、大きな傷などモノなく大事に使っていただいているのが見受けられます。

ただ、引き手の部分や、ステッチの擦り切れなどが見られます。

今回のオーダーは修理の際、ステッチとファスナーの色を変えてほしいとのことでした。

そこで、外側ファスナーをすべて取り外し、コバを整えて。。。

財布の曲がっている部分が少しダメージを受けていたので、裏革を貼って補強して、改めて縫い直すと

すっかり元通り。

引き手は金属に変更し、ステッチを青から茶色に変更しました。

コバもしっかり磨きなおして完成です。

むしろ少し強度を上げることができました。

このように、修理や革の磨き直しなどもしていますので、ダメージを受けているなと感じたら、お問い合わせください。
ちなみに、5月3,4日は大坂アートアンド手作りバザールinKOBE で催事出店しています。

この時に持ってきていたければ、状態を確認することもできます。

イベントについて詳しくはこちらをご覧ください。


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