革職人の手記

iphoneカバーを新調しました

DOUBLEMOON星野です。

最近iphoneの調子が悪かったので、ついに買い換えました。

iphone12です。
今までiphone6plusだったので、随分バージョンアップしています。
画面が大きくなっているのに、大きさは小さくなっていたり、ホームボタンがなくなっていたり、、、慣れるまでしばらくかかりそうです。

それはそうと、これまで使ってきたiphoneカバーが使えなくなったので、作り直すことにしました。

こちらです。

ちなみにこれまで使ってきたカバーはこちら

ハーマンオーク社のブライドルレザーを使っていたのでいい感じに経年変化していますね。
これまでハードに使わせていただきありがとう!

で、、新しいケースはというと、、、

 

ガルーシャ(エイ)を使いました。
エイ革は海の宝石ともいわれ経年変化こそしないものの、非常に強度があり、iphoneをしっかり守ってくれるので採用しました。

ちなみに裏面は・・・

 

 

黒桟革(クロザンカク)といわれる革です。こちらはシボのある牛の革で、シボの頂点に漆が塗ってある革です。
こちらも戦国時代には、甲冑にも使われていたともいわれる非常に強度のある革です。

表裏とも強度のある革に守られたiphoneカバーが完成しました。

ガルーシャの革は、塩酸カルシウムという人間の歯と同じ成分でできており、非常に硬く表面がデコボコしているので普通に縫うと、
針が折れたり、まっすぐ縫うことが非常に困難です。(そのため、あまり製品として出回らないのですが)

特殊な縫い方で、まっすぐ縫っています。

 

それからもう一点こだわりのポイントが「コバ」処理です。
同様にガルーシャは、硬すぎてコバを整えることが非常に難しい革です。
こちらも金属ヤスリで形を整えることを繰り返して成形します。

 

 

こうして完成したのが、ガルーシャ革のiphoneケースです。
本日から早速使い勝手を検証します。

このような新アイテムを作りつつ、次回のイベント詳細が決まりましたので案内します。

次回は、5月3,4日 大阪アートアンドてづくりバザール in KOBEです。
場所は、神戸国際展示場です。

ガルーシャのアイテムもいくつか持っていきますので、是非ご覧いただきたいと思います。
この革、実物は吸い込まれるような美しさがあります。

=================================================================

●大阪アートアンド手作りバザール IN KOBE Vol10

期間)5/3(月・祝)~5/4(火・祝) 10:00~17:00
場所)神戸国際展示場3号館(神戸市中央区港島那珂町6-11-1)
ブース)き-02

https://www.tv-osaka.co.jp/event/makingbazaar_kobe_vol10/


関連記事