革職人の手記

ギャルソンウォレット再び

Doublemoon星野です。

前回に引き続きギャルソン型小銭入れ付き長財布です。

色違いです。

ところでギャルソンウォレットってどういう意味かっていうと・・。

ヨーロッパのカフェでギャルソン(ウェイター)が使っている財布がもとになっているそうです。

テーブルでの会計が基本となるのでお金がサッと取り出しやすいようにガバッと開くつくりになっているようです。

この形をラウンドファスナー長財布に応用したのが今回の形。

作りのイメージはBOX型コインケースに似てるかな。

この形、財布を振ってっもお金が飛び出さないつくりにするために、マチのサイズを調整するのがポイントです・・。

とはいえ、ラウンドファスナー財布の場合、周りをぐるりとファスナーで覆うのでそこまでシビアではないですけど。

というわけで内側の紹介です。

6段のカードケースが2か所計12段あります。

カードケースを内側のマチに入れると出し入れの際に、カードが引っかかりにくいので、使用頻度の高いカードはこちらに入れるとよいかもしれませんね。

この作りにするために、横幅を20㎝にしました。

肝心のギャルソン小銭入れは・・・。

これだけ見るとまさにBOX型コインケース!

ただ、お金が飛び出さないような工夫はしてます。

フタ側に少し段差をつけることで、閉じたときこの段差にコインが引っかかり飛び出しにくい構造です。

前回も書きましたが、この作り 木型が使えないのでファスナーを貼り込むのが大変です。

ま、慣れなんですけどね。。

到着までしばらくお待ちください。


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