革職人の手記

「シャララン??」謎の擬音とオーダーと

妹「財布作って」
私「いいよ。どんな形?」
妹「シャラランって開くやつ」
私「???」

正月に実家行ったときの会話です。
こんな感じで作ることになったフルオーダーラウンドファスナー長財布。

シャラランって??どうやら小銭入れを開く際の擬音みたい・・。

話を聞きながらイメージを膨らませて、オーダー受付完了。

で作っていきます。

コインケースの形がそもそも違うので、まずはそこから。

カードポケットを作って。。

今回内装を完成させた後、外装を取り付けるつくりなので、木型が使えない・・・。

そこで、、ファスナーがずれないよう慎重に貼ります。

ファスナーの所々に白い線が入っているのがわかりますでしょうか?

こうやって印をつけて左右がずれないように貼り合わせるわけです。

こうして完成した内装を縫います。

で・・・完成です。

ファスナーもずれなく貼り合わせ。。

ファスナーを開くと

カードは12枚入ります。

で、肝心のシャラランって開く小銭入れは。。。

そうギャルソン型コインケースです。

シャララン。。。確かにコインはサッと取り出せます。

コインを出すときの擬音だった!!

以前作ったことがあるこの形。今回は、カードを12枚収納にし、コインもより飛び出しにくいようにカードポケット側に返しをつけています。

本日送ります。しばしお待ちを。。


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