革職人の手記

柿渋革 風琴マチ名刺入れが完成しました。

柿渋革の風琴マチ名刺入れができました

オーダーいただいておりました風琴(フウキン)マチ名刺入れが完成しました。

こちらはアートアンド手作りバザールで見ていただき、オーダーいただいたものです。 風琴(フウキン)マチとは、通常のマチとは異なり、マチが外側に向いております。

このことによって、名刺が引っ掛かることなく取り出せ、しかも名刺がマチにあたって 折れ曲がる・・、ということのない構造です。

この構造は、日本独自のもので他国ではないそうです。 風琴マチを作る時のポイントは、貼り合わせの技術と、革の厚みを調整する漉き(すき) の技術です。

そして、段になっている名刺ポケット部分が平行になるように気を使いながら制作します。

実は作成中、最後の仕上げの際、コバ塗用の染料が飛び散り、表革にかかってしまいました。

あわててふき取り処理をしましたが、黒の染料なので手の施しようもなく、あえなく作り直しとなりました。

新しい革を用意して、縫い直して無事完成! (もちろん、今度は染料の飛び散りなどないです。)

本日発送しますので到着までしばらくお待ちください。

 

3月に展示会に出展します。ご来場お待ちしております。

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OSAKAアート&てづくりバザールVol.15

日時: 2014年3月21日(金)・22日(土)・23日(日)    10:00~17:00

場所: 大阪南港ATCホール     (大阪市住之江区南港北2-1-10)

http://www.tv-osaka.co.jp/event/makingbazaar/


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