革職人の手記

こだわりの編み込み財布

OUBLEMOON星野です。
メッシュ編みの長財布を作りました。
メッシュ編み、イントレチャート、編み込み などいろいろな呼ばれ方をします。
いつも写真で紹介していますが、今回は動画撮影しました。
普段は見られない角度から商品を見れます。
また、制作過程のダイジェストも映しています。
普段どのように作っているか、イメージをつかんでもらえると思います。
是非ご覧ください。

とはいえ、写真でも紹介します。
編み込み財布は柔らかい革を使って手触りよく作る場合が多いのですが、そうすると使っていくうちに編み込みがほつれる場合が多くみられます。

そこで、DOUBLEMOONではオイルがたっぷり入ったしなやかな牛革(オイルレザー)を用いて強度アップを図っています。
通常の牛革を使うと、硬すぎて、編み込むと手触りが非常に悪くなるのですが、オイルレザーの場合は、手触りもよく強度も高くなります。
また、オイルレザーは経年変化しますので、編み込み部分がまばらに変化していくところも魅力的です。

とはいえ、編み込みだけでなく細部にもこだわっています。
内装はこんな感じ。
 
マチ付きの小銭入れは、摩擦に強い豚革を内装にして強度アップを図っています。
また、マチがあるので出し入れがしやすいです。
そしていつものようにコバ、徹底的に磨き上げています。
こんな感じで、細かい部分まで気を抜かず作ることで、長く使える財布が完成します。
ご興味がある方は是非お問い合わせください。

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