革職人の手記

トートバッグデザイン変更

以前納品させていただいたトートバッグの持ち手を変更してほしいとの依頼があり、昨日作成しておりました。

これです。

持ち手を肩掛けにしてほしいということだったので・・・。

まずは、革を切り出して革を黒に染めて・・・、そのままだと持ち手が曲がってしまうので、芯材と裏地を用意して・・・。

ひたすら縫います!!(持ち手は90cmくらいあり周りをくるりと縫う必要があり、それが2本・・・。

ストップウォッチで何分くらいかかるか計ってみると。 1本当たり60分。大体予定通りの時間がかかりました)

塗った後は、コバ処理です。距離が長いのでやはり時間がかかります。

今回のデザイン変更で一番大変だったのは、この持ち手を本体に縫いつける部分でした!

この鞄、豚革を裏地に貼っているのですが、革の風合いを維持させるため、裏地を表面の革に全面貼り付けせずに、縫う部分のみ貼っています。この状態で、持ち手を縫いつけようとすると、縫う際に、裏地が浮き上がり、縫い穴が非常に見つけにくく縫い目を探りながらの作業となり、時間がかかりました。。。(実は持ち手を縫う時間よりかかったりしました)

ようやく完成した鞄がこちら・・・。

 

 

 

 

見事に肩掛け鞄に変身しました。


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