革職人の手記

革小物のメンテナンスについて

Doublemoon星野です。

昨日から3月6日(火)まで西宮阪急で出展中です。

カスタムオーダーのイメージがわきやすいように、ラウンドファスナー長財布のパターンを展示しています。

他の形も制作可能です。
お気軽にお声がけください。

関西地方はここ数日暖かくなり、外出時の服装選びに悩むところです。

そんな最中、やってしまいました。

外は涼しいのに、店内は暖かい、、、コートを着たままお店に入ったところ、汗をかいてしまい、革のキーケース(商品ではなく私物です)に汗が・・・

汗が付いた状態で放置するとシミになります。

そこで、私が行っているメンテナンスを少し紹介します。

一般的には、しっかり絞ったタオルで革全体をふき取り、陰干しします。

絞ったタオルは途中で乾いてきたり、塗れ具合が変わると均等にふき取りにくいので、ウエットティッシュを使っています。

メーカーにこだわりはないのですが、ノンアルコールのものを使います。

革全体の汚れを軽くブラシで落とした後、ウエットティッシュで万遍なく拭きます。

生成り(ヌメ)の場合、色が濃くなります。

コツは、シミ部分だけでなく、全体を万遍なく拭くこと。

拭き終えたら、陰干しします。。。といっても1時間もすれば乾いてしまうのですが。

水分の蒸発と同時に、革の中の油分もある程度蒸発してしまいます。
人間の肌と一緒ですね。

そのため、保湿が必要です。

今回はオイルを入れました。
オイルを入れるとまたまた色が濃くなります。しばらく放置すると戻ります。。

シミが見事に消えました。

雨のシミも一緒です。こんな風に革が濡れた場合、放置せずにメンテナンスしてあげることが大切です。

(※あくまで私のやり方なので、効果を保証するものではありません。)

メンテナンスしたキーケースは今回の催事で、経年変化の例として展示しています。

是非見に来てください。

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西宮阪急4F

期間)2月28日(水)~3月6日(火) 各日10::00~20:00
場所)西宮阪急 4F メンズステージ(兵庫県西宮市高松町14-1)


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