革職人の手記

オーダー品とともに・・・

Doublemoon星野です。

連日暑くなっていますね~。

そんなことはお構いなくオーダー品の制作は続きます(ありがたいことです)。

今回はオーダー品の制作と一緒に在庫も作ることにしました。

回数券入れ付きパスケースです。

まず切り出し・・・。

切り出すとき、色々な道具を使います。

革包丁・カッターなどなど。。

今回はカッターを使いました。

こんな波型の形をスムーズに切るにはカッターが好みです。

革包丁は革を切ったり漉いたりすることに特化した道具なので当然使いやすい・・。

こんな形をしています。

ただ、包丁→当然研がないといけない。で、こんな波型の形を切ると包丁に負担がかかりすぐ切れなくなり、研ぎが必要なります。

であれば、切れなくなれば折って使えるカッターの出番になる訳です。

カッターも大型、中型、小型を場合によって使い分け。

大量に切り出し・・・

コバ部分をへりを落とします(角を丸めるために削る)。

こちらはヘリ落としという道具を使っています。

普段は豆カンナなども使うのですが、1㎜未満の革を削る場合はやっぱりヘリ落としが便利です。

こうしてヘリを落とし、紙やすりで研磨し、特殊な薬品を塗りコバをツルツルにしていきます。

で、縫い上げたところで下準備完了!

明日は縫い合わせていきます。

というわけで今回はいつも使っている道具の一部紹介でした(笑)。

面白そうな道具を見つけるとついつい買ってしまいます。似たような道具でも用途によって随分使い勝手、作業効率が変わります・・・。

こんな言い訳をしながら道具をそろえています。試してみて使いやすい道具は今後も紹介したいです。

こんな使いやすい道具の紹介なども随所に絡めて初めての方でも、しっかりした名刺入れを作れる講座を用意しました。

8月24日に神戸で行います。

教室で作るだけでなく、そのあと家でも実践できるように作り方のコツや流れなどじっくり話す2時間30分、ぜひお越しください。

詳しくはこちらをクリックしてください。

ご参加お待ちしています。

 


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