革職人の手記

大量注文

doublemoon星野です。

昨日まで3連休でしたが皆さんいかがだったでしょうか?

私はちょいと風邪気味で体調を考えながら仕事していました。

今回は、毎年この時期にオーダーいただくパスケースです。

会社様からのオーダーで、新入社員(内定者)へのプレゼントということです。

社会人1年目、必要になる名刺入れ。

色々な期待や不安を持って新しいスタートを切る時期のお供に使っていただけるのはとてもうれしいですね。

で・・・。

今回の名刺入れは、シボの入ったイタリアンレザー、アリゾナを使っています。

革のハリを確認しながら制作します。

この革、ハリが少ないのでいつもより少し厚めの革を使います。

そのため・・・。

オニの漉き作業が入ります。

厚みのある革を何枚も貼り合わせると非常に分厚くなり、見た目も使い勝手もよくない・・・。

そこで、端だけ革を薄く削り取るわけです。

で、、、登場するのが「漉き機」。

中央にある丸い刃が回転して、この上を通ることで革を削ることができる機械です。

革製品制作では非常に重要な工程で、大切な相棒の1つです。

漉いた結果・・・。

さらにパーツを張り合わせ・・・。

ほとんど何かわからん(笑)。

上から見たら少しは雰囲気伝わるでしょうか??

これを今から縫っていくわけです。

完成までしばらくかかりそう・・・。


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